歯科口腔外科とは?
口の中をのぞいて見えるすべての組織、歯や歯ぐきだけでなく、舌、頬の粘膜、舌の付け根、上アゴ、下アゴ、唇(くちびる)と、粘膜に隠れている唾液腺(つばを出す組織)、さらに顔やアゴの形をつくっている骨、アゴの関節など、これらに生じた病気を診断、治療する診療科です。
主に外科的な治療法が多く、病気の症状を緩和したり、失われた機能や形態を回復することを目的としています。
当院が歯科口腔外科の治療において、使用している材料や機器を紹介します。
骨補填材(こつほてんざい)
骨補填材とは、骨の再生を目的として用いられる材料のことです。
アゴの骨の欠損部への骨の補填を目的とし、上下顎骨の骨折によって生じた空隙の補填や、インプラント埋入時にインプラントの露出した部分を補填するために使用します。
アゴの骨の欠損部への骨の補填を目的とし、上下顎骨の骨折によって生じた空隙の補填や、インプラント埋入時にインプラントの露出した部分を補填するために使用します。
従来は動物や植物由来の材料が用いられていましたが、当院ではβ-TCPという化学由来の人口材料を使用しております。
従来品よりβ-TCPの方が感染のリスクが少なく、効率的に骨を再生することができます。
CGF
『CGF』とは『concentrated growth factors』の略で、患者様ご自身の血液中にある成長因子の成分です。
患者様から採血した血液を機械を使って遠心分離にかけて血小板とフィブリンを多く含んだゲル状の層を作り出します。このCGFは、骨の再生に有利で創傷治癒も早め、予後も良いので、当医院でもインプラントや外科手術で使用しております。
患者様から採血した血液を機械を使って遠心分離にかけて血小板とフィブリンを多く含んだゲル状の層を作り出します。このCGFは、骨の再生に有利で創傷治癒も早め、予後も良いので、当医院でもインプラントや外科手術で使用しております。
患者様ご自身の血液から作られますので、拒否反応やアレルギー、感染といった危険性がありません。
超音波骨折治療法BRソニック
BRソニックとは、近年、骨折治療において急速に普及している超音波骨折治療法(LIPUS)を世界で初めて歯科診療に導入した治療機器です。
インプラントを埋入した部位に対して1回15分間、微弱な超音波エネルギーを照射することで、周囲の骨形成を促進します。
骨組織は、適度な圧力を掛けることで骨芽細胞の分化が促され、代謝が促進されると言われています。
インプラントを埋入した顎骨にエネルギー加え、インプラント治療の治癒に役立てています。
酸素室 シェインペクス高気圧メディカルトレーナー
当院には、シェインペクス高気圧メディカルトレーナーを設置しております。
体に適切な酸素を送り、疲労回復・コンディショニング効果をもたらします。
インプラント治療や口腔外科の治療をされた患者様はもちろん、そのほか多くの患者さんに喜ばれています。
ご利用は30分から、より高い効果を得るためには60分以上のご利用をおすすめいたします。
完全予約制になっておりますので、まずはお電話ください。
インプラント治療や口腔外科の治療をされた患者様はもちろん、そのほか多くの患者さんに喜ばれています。
ご利用は30分から、より高い効果を得るためには60分以上のご利用をおすすめいたします。
完全予約制になっておりますので、まずはお電話ください。
抜歯
抜歯後の注意
できるだけ避けたい治療ですが、残念ながら抜歯となってしまう場合があります。
抜歯になってしまったら以下の事に注意して、傷が早く回復するよう心がけてください。
注意事項
麻酔のため感覚が鈍ります
頬や唇を誤って噛むと腫れますので、噛まないよう気をつけてください。食事は麻酔が醒めてからにしてください。
なかなか血が止まらないことがあります
時間がたってもツバに血が混ざるときがあります。ツバを吐き続けたりうがいを繰り返すと血が止まりません。
どうしても止まらないときは、清潔な脱脂綿やガーゼを傷口にあて、20〜30分間ほど強く噛んでいてください。
薬は指示に従って飲みましょう
感染予防のためにも処方された薬は指示通りにお飲みください。薬の副作用が出た場合は服用を中止し、すぐにご連絡ください。
入浴、飲食はひかえましょう
入浴、飲食、運動は血のめぐりをよくし、時には出血や痛みの原因になりますので、抜歯の当日はひかえてください。その他にも次のようなことに注意しましょう
食事は軟らかく栄養価の高いものを食べるようにしてください。歯を磨くときは、歯ブラシが傷口に触れないようにして磨いてください。
(できれば翌日から使用するのが良いでしょう。)
抜歯後の傷口の様子を診ますから、指定の日には必ず来院してください。