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小児歯科

『小児歯科』とは...
『小児歯科』とは、乳幼児から学齢期のお子様の歯や口腔の健康を専門的に診療する分野です。 むし歯治療をはじめとする一般的な治療だけでなく、歯の成長や発育を考慮した予防的ケアが重要視されます。 例えばフッ素塗布やシーラントを用いて歯をむし歯から守り、適切な歯磨き習慣を指導することで、口腔内の健康を長期的に維持することを目指します。 さらに、乳歯が永久歯へと移行する過程で起こり得る問題を早期に発見し、対応することも小児歯科の大切な役割です。 お子様の精神的負担を軽減しつつ、安心して治療を受けられる環境を整えることも重視されています。



子どもたちの歯と健康を守ります

子どもの成長に合わせて、大切に見守りましょう

子どもたちのお口の中は、日々変化していきます。 お菓子やジュースの汚れ、走り回ってケガをしたり...。 そして、乳歯から永久歯への生え変わり。

むし歯になったら...?
歯並びは大丈夫...?

きっと心配は尽きないでしょう。
小児歯科の定期検診と予防で、お子様のかわいい歯と成長を一緒に見守っていきます。




『子どものむし歯予防』へ




子どもの不思議な歯のメカニズム

乳歯の成長はお母さんの体内から始まります

妊娠2~3ヶ月で、お母さんのお腹の中にいるお子様にはすべての乳歯の歯胚(歯芽)ができます。
妊娠月数が進んで胎児のことになると、この歯胚が石灰化し、生まれて5~10ヶ月でかわいい歯として生えてきます。 上下のアゴに全部で20本。 生え揃うのはおおよそ2歳前後です。




成長を上手くフォローする仕組み 『生えかわり』

人間の体の中であったものが消えて、新たにかわりのものが発生するのは『歯』だけです。
これは身体の発育に伴い、アゴの骨も成長し、歯列のアーチが大きくなって、それにふさわしい強くて大きな歯が必要になるからだと考えられています。
人間の成長をうまくフォローするメカニズムが『生えかわり』です。

生えかわりの時期

6歳前後に第一大臼歯が生え始めてから乳歯は順番に永久歯に生えかわり、15歳ごろでほぼ永久歯列が完成します。
始まりも完成も個人差があります。
焦らずにむし歯や歯周病を予防する努力を重ねながら、歯の成長を見つめてください。




大切な6歳臼歯

交換期初期に生える永久歯

臼歯は犬歯の後ろに生えている歯です。
食べ物を噛み砕いてすりつぶす働きをします。
このうち、後ろ側の大きいものが大臼歯で、上下のアゴに左右3本ずつ生えています。
その中の第一大臼歯と呼ばれるものは、6歳前後に生えてくるもので『6歳臼歯』とよばれています。
これは最初に生えてくる永久歯でもあります。
お母さんの仕上げみがきと定期診査で6歳臼歯を病気から守りましょう!

ものを噛み砕く力が一番強いのがこの歯です

しかも、この歯の位置を基準にしてつぎつぎと永久歯が生えてくるので、永久歯の歯列(大人の歯の歯ならび)を決定する役割も担っています。
6歳臼歯がむし歯などで早々と失われると、歯列はガタガタになるといわれています。 重要な働きを持つ6歳臼歯。 くれぐれも大切にしてください。

むし歯になりやすい6歳臼歯

6歳ごろはまだまだ歯みがきをきれいに磨くのが難しいです。 ですが、お菓子は大好きです。
特に、生え始めのころの6歳臼歯は、歯肉にまだ覆われている境の部分や歯の溝に歯垢がたまり、むし歯発生の原因になります。
歯の中でも、この歯は一番短命で、寿命が男性で50年、女性で47年ぐらいです。 永久歯列が完成してからも、むし歯や歯周病にならないよう予防につとめてください。




『小児歯科の治療』へ




乳歯を抜かなくてはならない場合も...

残念ですがこんなときには乳歯を抜くことも...

むし歯が進行していて骨まで侵されそうなとき、むし歯が進行して、かなり大きな穴があいてしまい、歯の神経まで侵されていることがあります。 
歯の神経は血管を通っている大切な組織です。 この組織が侵され、その先端まで最近が入り込むと、アゴの骨まで溶かしてしまうことがあります。 このような状態になると、次に生えてくる永久歯や身体全体の健康にまで悪い影響を与えます。 ここまで進行したむし歯は救うことが難しく抜くことになります。




永久歯を正しく導くために

乳歯が抜けないうちから永久歯が生えてくることがあります。 こんな時は要注意!歯が生えてきたと喜んでいる場合ではありません。 放っておくと、生えかわりが済んで歯列が完成したときに、ガタガタの歯ならびになってしまします。
乳歯から永久歯への生えかわりは自然に行われるのが普通ですが、なかなか抜けないこともあるのです。 そんな時は健全な永久歯の発育と成長のために、乳歯を抜いて永久歯が正しい位置に生えることができるようにします。




ケガで歯に損傷ができたときは歯を抜くこともあります

子どもが激しく歯をぶつけるようなことがあったら、すぐに歯科医院に連れて行きましょう! 歯が動いたり欠けたままにしておくと、歯の変色や神経が死ぬ原因になります。
また、歯が縦割れになった場合も歯を抜かなければならないことがあります。




子どもの歯の破損とその治療

折れた歯が健全な歯であれば救う方法もあります!

元気に動き回る子どもは、よくぶつかったり転んだり、どこかに顔を打ちつけたりします。 アスファルト舗装の校庭や狭い屋内での遊びが一般化している現代では、歯を折ったり失ったりする子どもが増えています。
永久歯列が完成しないうちに、大切な永久歯を失ってしまうのではかわいそう...でも、折れた歯が健全な歯であれば救う方法もあります。




抜けた歯は牛乳に入れて持参してください‼

歯が抜け落ちてしまった場合は、まず、牛乳で泥や汚れを落とします。(※水で洗うと歯の組織を破損してしまう可能性があります)
そしてできれば、歯を元にあった位置に戻し、それから歯科医院にお訪ねください。
それが無理なときは、牛乳の中に抜けた歯を入れ、できるだけ早く歯科医院に持参してください。
抜けた歯に損傷がない場合は、抜けた歯を元の位置に再び植え替える『再植』も可能です。

あなたのお子様がそんな事故に遭ったときは、何はともあれご相談ください

子ども達の永久歯を守るため、私たち歯科医師も全力でつくします。
まずはお電話でも結構ですので、すぐにご相談ください。
その後、破損した歯を牛乳にいれるか、お口に含んだまま、溝デンまでお越しください。




歯が割れたときはワイヤー、接着剤で固定します

歯に亀裂(きれつ)が入ったり、縦に割れた場合、折れてすぐなら極細ワイヤーで縛って固定します。(歯冠結紮固定法/しかんけっさつこていほう)
また、新しい接着法として開発された性能の改良進捗が著しい接着レジンを使って張り合わせる方法(接着法)もあります。




医療法人社団
溝口デンタルオフィス

〒920-0981 
石川県金沢市片町1-4-18
TalkタテマチBld
2F(総合受付),3F,4F,5F

076-221-0162【電話】
076-221-0152【FAX】

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